夏はダニや蚊に注意!アレルギーや感染症の原因にも | 特殊清掃ロード(神奈川・東京・埼玉・山梨・千葉・大阪) 特殊清掃ロード(神奈川・東京・埼玉・山梨・千葉・大阪)

一滴の血液から一番酷い状態まで徹底洗浄

作業終了後は何も無かったように普通に生活ができる特殊清掃をしております

夏はダニや蚊に注意!アレルギーや感染症の原因にも

夏はダニや蚊に注意!アレルギーや感染症の原因にも

夏はキャンプやバーベキュー、花火大会など野外でのアクティビティも増えます。楽しみが増える一方で、蚊やダニなどの虫刺されが悩ましいものです。蚊は屋内に入り込んできてしまうことも多く、ダニは野外で生息するものもいれば家庭内に生息する種類もおり、私たちにとっては身近な虫たちです。

 

そんな身近な虫ですが、実は蚊に刺されたり、ダニに咬まれたりすることで、アレルギー反応がでたり、病気になったりすることもあるのです。今回は、夏に気をつけたいダニや蚊によるアレルギー、および感染症についてです。

 

衛生害虫とは?

害虫はその性質で複数の種類に分けることができ、人などに対して衛生上の害を与える昆虫やダニ類のことを「衛生害虫」と呼びます。 毒があったり、人を刺したり、吸血したりなどで直接的に害を与える「有害害虫」、病原体を媒介する「媒介害虫」、見た目の気味悪さなどで不快感を与える「不快害虫」等に分けることができます。代表的なものとしては、ハエ、蚊、ゴキブリ、ダニ、ハチなどが挙げられます。

 

身近な「ダニ」や「蚊」に注意!

衛生害虫の中でも、ダニや蚊は私たちの生活の中でも身近な虫です。みなさん、虫除けをしたり、掃除や換気などをして、ダニ・蚊の対策をしていると思います。しかし、ダニや蚊の危険性をしっかりと把握できている、という方はあまり多くないのではないでしょうか?

 

蚊やダニは病原体を保有していることがあり、そうした蚊に刺されたり、ダニに咬まれると、感染症を発症することがあります。また、ダニや蚊に対してアレルギー反応が出ることもあります。

 

ダニによる感染症・アレルギーは?

ダニは家の中にも、野外にも生息しています。ダニの死骸やフンを吸い込むことでアレルギー反応が出たり、病原体を保有しているダニに咬まれることで感染症が引き起こされることがあります。

 

◼︎ダニによるアレルギー

「ダニアレルギー」はダニの死骸やフンを吸い込むことによって起こるアレルギー症状のことです。季節に関係なく症状が出て、ダニの死骸やフンが多い環境では特に強く症状が出ます。

 

ダニは高温多湿の環境を好むため、夏に繁殖します。ダニは真夏をすぎると死に、死骸やフンは湿度が下がると乾燥して粉々になり、0.01mm以下の非常に小さなチリとなります。そして、空気中に浮遊し、呼吸とともに体内に入り込みアレルギーの原因となります。アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎のほか、喘息やアトピー性皮膚炎を引き起こすこともあります。

 

また、ツメダニに刺されると遅延性のアレルギー皮膚炎を発症することがあります。刺された瞬間は痒みも腫れもないものの、1~2日後に赤く腫れてかゆみが起こり、1週間程度続きます。

 

◼︎ダニによる感染症(ダニ媒介感染症)

マダニ類やツツガムシ類は野外に生息しており、野外作業や農作業、レジャー等の際に咬まれることがあります。ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人は感染症を発症する恐れがあります。感染症の種類は様々ありますが、全てのマダニ、ツツガムシが病原体を持っているわけではありません。

 

・日本紅斑熱

マダニが保有している、リケッチア・ジャポニカという病原体によって起こる感染症です。咬まれてから、2~8日で頭痛、発熱、発疹、倦怠感、刺し口(ダニに咬まれた部分が赤く腫れ、中心部がかさぶたになる)といった症状がでます。発疹が広がっていきますが、比較的に四肢末端部に強く出現します。近年、国内で年間200件を超える発生報告があり、死亡者も報告されています。

 

・重症熱性血小板症候群(SFTS)

咬まれてから6日~2週間程度潜伏し、発熱や消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)といった主症状を起こします。ときに頭痛、腹痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、出血症状(紫斑、下血)などの症状も引き起こします。

 

・ツツガムシ病

ダニの一種ツツガムシによって媒介される感染症です。ツツガムシに咬まれてから、5日~14日後に39 ℃以上の高熱を伴って頭痛、筋肉痛、全身倦怠が生じます。発症から3日~4日で不定型の発疹が、顔面や体幹部を中心に出現するようになります。

 

・ダニ媒介脳炎

主にウイルスを保有するマダニに咬まれることで発症する感染症ですが、ヤギの生乳の飲用によって発症することもあります。潜伏期間は7~14日程度。

 

ダニ媒介脳炎ウイルスはヨーロッパ亜型(中央ヨーロッパダニ媒介脳炎)、極東亜型(ロシア春夏脳炎)、シベリア亜型に分けられます。ヨーロッパ亜型は、発熱・頭痛・筋肉痛などのインフルエンザ様症状が1週間程度続きます。その後痙攣・眩暈・知覚異常などがみられます。極東亜型では、頭痛、発熱、悪心、嘔吐が見られ、さらに精神錯乱、昏睡、痙攣および麻痺などの脳炎症状が出現することもあります。

 

蚊によるアレルギー・感染症は?

◼︎蚊によるアレルギー

蚊に刺されると注入された唾液腺物質に対するアレルギー反応が生じますが、症状の出方は人によって異なります。刺されてすぐにかゆくなり、赤く腫れる「即時型反応」と、刺された翌日からかゆみや腫れ、水ぶくれなどが出る「遅延型反応」があります。

 

蚊によるアレルギー反応が強く出る場合もあり、これは「蚊刺過敏症」と言い、非常に稀な疾患です。刺された部分が赤く腫れるだけでなく、発熱やリンパ節が腫れる、蕁麻疹ができるなど重症の全身症状が現れ、死亡することもあります。

 

◼︎蚊による感染症(蚊媒介感染症)

・ジカ熱

ジカウイルス感染症は感染しても全員が発症するわけではなく、さらに8割は症状がないか、症状が軽いため気づきません。症状としては、発熱、頭痛、眼球結膜充血、皮疹、筋痛、関節痛等があります。死に至ることは稀ですが、妊娠中に感染すると胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあります。

 

・日本脳炎

感染しても多くの人は症状が出ず、およそ1000人に1人が発病するといわれています。通常6~16日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔気、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こします。発症した20〜40%が死亡するといわれ、生存者の30~50%に精神障害や運動障害などの後遺症が残るといわれています。

 

・デング熱

病原体を保有するネッタイシマカやヒトスジシマカによって感染します。2~14日(通常3~7日)の潜伏期間の後、急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。通常、3~5日で解熱し、発疹が出現します。

 

・チクングニア熱

ウイルスを保有するネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどに刺されることで感染し、ヒトからヒトには感染しません。2~12日(通常3~7日)程度潜伏し、発熱、関節炎、発疹がみられます。関節の痛みは、手首、足首、指、膝、肘、肩などに現れ、関節の炎症や腫脹を伴う場合もあります。関節の痛みは数週間から月単位、年単位で続くことがあります。他には全身倦怠や頭痛、筋肉痛、出血傾向(鼻出血や歯肉出血)、 結膜炎、悪心、嘔吐の症状もみられます。

 

蚊やダニからの被害を予防するには?

では、蚊やダニから自分や大切な家族の身を守るにはどうすればよいのでしょうか?下記で屋内と屋外での対策をそれぞれ見ていきましょう。

 

◼︎屋内

・虫を家に寄せ付けない、発生させないために掃除・片付けを徹底する

・窓や玄関、あみ戸等をしっかり閉めて蚊が入り込む隙間をなくす

・蚊とり線香など殺虫剤を利用して蚊のいない空間を作る

・観葉植物のプランターや空き缶など、水が溜まらないようにする

藪蚊の幼虫であるボウフラは少しの水があれば、そこで孵化してしまうため、蚊のすみかを無くしましょう。

・エアコンや除湿器、除湿剤などを活用して除湿する

湿気の多い場所に害虫は集まってきますので、換気や除湿を心がけましょう。

・ダニの温床になりやすいカーペットやベッドのマット、布団、枕は念入りに掃除機をかける

・ダニが潜みやすい寝具類をこまめに天日干しする

防ダニに特化した寝具カバーなどを使用するのも一つの手です。

 

◼︎屋外

・定期的に周辺の水たまりの除去・清掃をする

植木鉢の皿や詰まった排水溝、古タイヤなどに溜まった水たまりは、蚊が発生しやすい場所です。

・風通しの悪いやぶや草むらなどの下草を刈る

マダニや蚊は草むらや藪などに生息します。

 

◼︎野外で活動するとき

・草むらや藪・森林など蚊やマダニが潜んでいそうな場所はなるべく避ける

・長時間効果が持続する虫除け剤や殺虫剤を使用する

・色の薄い服を着用する

・長袖を着用するなど、肌の露出を避ける

屋外での農作業やレジャー(キャンプ等)を行う場合は、長袖、長ズボン、手袋、長靴等を着用しましょう。

・野外活動後は入浴し、体をよく洗い、新しい服に着替える

体に虫がついていないか、刺されたり咬まれたりしていないか確認しましょう。

・着ていた服はすぐに洗濯するか屋外で天日干しする

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は夏に気をつけたい、蚊やダニのアレルギー・感染症についてまとめてきました。蚊やダニは夏に多く発生し、私たちの生活に身近な存在であると言えます。その分、油断してしまうこともあるかもしれませんが、咬まれたり刺されたりするとアレルギーや感染症を引き起こす可能性があります。

 

せっかくの夏の楽しいひとときが、虫刺され等によって中断されたり、時には命の危険性が及んでしまっては一大事です。野外で活動するときはしっかりと虫の対策を行い、室内もこまめに清掃して清潔な環境を保つようにしましょう。

 

万が一、蚊やダニに咬まれたり刺されたりして、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関で診察を受けましょう。 

 

ロードでは害虫・害虫駆除や消臭作業のほか、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】ですが、対応していない地域も臨機応変に対応いたします。お見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください!

 

清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

 

※参考:厚生労働省「ダニ媒介感染症」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html

※参考:厚生労働省「動物由来感染症」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index.html

※参考:厚生労働省検疫所FORTH「感染症についての情報(感染症の名前で探す)」https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/infectious_disease_name.html

弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。

  • オゾン機

    高性能なオゾン脱臭器。
    連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。

  • 複合二酸化塩素

    様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。

  • 手動噴霧器

    電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。

  • フォグマスター

    ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。

他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。

突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。

突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。

メールはこちらから
ページTOPへ