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火災の恐ろしさ、鎮火後の片付けは?

火災の恐ろしさ、鎮火後の片付けは?

火災は悲しいことに年間を通して、全国各地で発生しています。総務省消防庁によれば、令和2年中の出火件数は34,691件で、1日当たり95件もの火災が発生しているそう。

 

四季別の出火件数では、春季(3月~5月)、冬季(12 月~2月)の出火件数が多くなっており、総出火件数の57.6%を占める形に。春や冬は空気が乾燥し、風が強いといった火災が起きやすく、かつ火が広がりやすい気象条件が揃う日が多い時季です。これからの季節は火災が増えてくるため、より一層の注意が必要となります。

 

今回は火災の恐ろしさや、火災後の片付けの対応について見ていきます。

 

火災の恐ろしさとは

火災は時として大事な住まいや家財、そして命をも奪いかねない恐ろしいもの。

 

令和2年の火災による死者数は1,326人で、負傷者数は5,583人でした。近年は、おおむね減少傾向にありますが、それでも例年火災による死傷者は出ています。

 

死因を見てみると、火傷が最も多く、次に一酸化炭素中毒・窒息となっています。死亡に至った経過では、逃げ遅れが全体の 46.9%と、約半数を占めています。煙は一酸化炭素などの有毒ガスを含んでおり、吸い込むと中毒などにより命を落としてしまうケースがあります。

 

火災による負傷者の八割方が建物火災により発生しています。なかでも住宅での死者数が9割以上を占めています。住宅火災の発火源別死者では、最多がたばこ、次いで電気器具、ストーブとなっています。これから更に寒さが深まり、ストーブを筆頭に暖房器具を使う頻度が高まるため、火災リスクが増えると考えられます。

※参考:総務省消防庁「令和3年版 消防白書」

 

 

火事が起きた時の動きとは?

火災による死亡者の半数は、逃げ遅れとなっていることが分かりました。それでは、火災・火事が発生した時はどういった動きをすればよいのでしょうか?

 

火事が起こったら、まず「通報」「初期消火」「避難」が原則です。その優先順位は、状況により異なり、出火直後なら「通報」と「初期消火」の優先順位が高くなります。しかし、それにより逃げ遅れてしまうことがないよう、あわてず冷静な判断を心がけることが大切です。

 

  • 通報…大きな声で叫んだり、非常ベルや音の出るものを叩いて、隣近所へ異変を知らせましょう。どんなに小さな火でも119番通報します。近くに人がいる場合には、通報をお願いしましょう。
  • 初期消火… 火が天井に達しないうちであれば、消火器や水を使って素早く消火します。出火から3分以内が消火できる限度と言われています。火が天井に達している場合は、自力消火は不可能とされているため、一刻も早く外に避難しましょう。
  • 避難…天井に火が燃え移ったり、危険を感じたらすぐ避難しましょう。

 

避難する際、延焼を防ぐため、燃えている部屋の窓やドアを閉めて空気を遮断させます。火の勢いが強く危険な場合は、無理をせず避難を優先させてください。

 

鎮火後の火災現場の片付けは?

上記では火災が起きた時の動きについて見てきました。ここでは、消防による消火作業が完了し、鎮火後の火災現場の後始末について見ていきます。なお、消防署・消防団による消火活動に関しては、費用の請求はありません。

 

片付け前には消防署、警察署、保険会社によって、火災の原因や損害の程度を調べる「現場調査」が入ります。被災状況を証明する罹災証明書の発行等に必要な作業のため、早く火事の後始末をしたいと思っても、現場調査の前に片付けはしないようにしましょう。

 

現場調査が終了したら、片付け作業に入ります。火災の大きさによって後始末の方法は異なっています。

 

軽いボヤ程度であれば比較的被害範囲が狭いため自力で片付けることも可能です。しかし、半焼から全焼となると、基本的に解体やリフォームといった工事が必要となるため、業者に依頼するのが一般的です。

 

下記では、自分でできる片付けと業者に依頼する片付けをご紹介しています。

 

《自分でできる片付け》

火災後、自分でできる後片付けは主に以下の作業です。

①煤掃除

火災が発生すると、物が燃えて煤が出ます。煤は焦げ臭さの原因であり、有害物質でもあるため人に健康被害をもたらします。

 

少量の煤であれば、自分の手で掃除できます。壁や天井の煤は、ハタキやブラシなどで落としてから、市販洗剤または業務用洗剤で黒くなっている箇所を拭いていきます。お湯に溶かした重曹やエタノールといった家庭にあるものでも落とせます。

 

②換気・消臭

煤を適切に処理すれば焦げ臭さはある程度消すことができますが、完全に消臭するためには十分な換気や部屋中の乾拭き、もしくは全面リフォームが必要です。ボヤであれば煤掃除の後、部屋中を乾拭きしたり、1週間~1ヶ月換気させることで臭いを無くすことが出来ます。

 

③不用品の処分

一般家庭で火事が発生すると、家具や衣服が燃えカスになってしまったり、家電が故障したりと、大量のごみが発生します。

 

燃えてしまったり、煤がついて臭いがついて使用不可となってしまった家財や建具は処分することになります。火災によって使用不可となった家財は「り災ごみ(火災ごみ)」と呼ばれ、通常のごみとは異なる方法で回収される場合があります。

 

《業者に依頼する片付け》

一般的に業者に依頼する、火災現場の後片付けは主に以下の作業です。

①煤掃除

煤汚れが酷かったり、範囲が広い場合は業者に依頼されます。業者による煤除去は、拭き掃除などである程度取り除いた後、煤の部分を削り、薬剤でコーティングして臭いを閉じ込めていきます。

 

②消臭・除菌

業者による消臭は、有害物質も除去できるオゾン消臭が使われるケースが多いです。オゾン消臭が完了するまでの時間は、部屋の広さにもよりますが、1週間~10日ほど。オゾン消臭以外にも煤除去専用の薬剤や消臭剤を用いて、消臭・除菌が施されます。

 

③リフォーム工事

半焼ともなると、リフォームが必要となることがほとんどです。全面か一部かは被害状況によって異なります。燃えてしまっていなくとも、煤による焦げ臭さが取れない場合にはリフォームの対応を取られることも。

 

リフォームでは、内装を解体して燃えた箇所を撤去していきます。状況に応じて臭いを閉じ込めるコーティング作業などを施しながら、紙やクロスなどを撤去して下地を清掃・張り替えをして、原状回復を図ります。

 

④解体工事

全焼の場合、燃えてしまった家屋を解体することになります。解体工事自体は一般的なものとほぼ同様です。ただ、火災現場の解体は、焼け残った残骸の処分費用が高いため、通常の解体工事に比べて費用が高くなる傾向にあります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は火災の恐ろしさや、火災後の片付けの対応について見てきました。

 

弊社ロードでは、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。不動産や保険会社様とのやり取りが必要な場合も、スムーズに行えるようサポート致します。

 

ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

 

火災のことでお困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。

  • オゾン機

    高性能なオゾン脱臭器。
    連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。

  • 複合二酸化塩素

    様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。

  • 手動噴霧器

    電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。

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他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。

突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
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