
秋は台風シーズン。秋は台風が発達し、日本列島へ接近・上陸しやすくなります。これは、太平洋高気圧の勢力が弱まり、台風の通り道となる太平洋高気圧の縁が本州付近となるためです。9月から10月にかけての時期は、毎年のように台風によって大きな被害がもたらされます。
今回は台風によって起こる災害やその被害について見ていきます。
台風によって引き起こされる自然災害は、時として私たち自身や住まい、家財に大きな被害をもたらします。では、台風による災害にどんなものがあるのでしょうか。
水災とは、水によって引き起こされる洪水や氾濫などの災害の事をさします。
洪水
台風や豪雨などによって、河川の水かさが急激に増すこと。水が溢れなくても洪水と呼び、溢れた場合は「氾濫」と呼ばれます。
外水氾濫
台風などで河川の水かさが増え、川の水が堤防から溢れる、または堤防に大きい圧力がかかり破堤した場合などに起こる氾濫のこと。外水氾濫の場合、急激に市街地に水が流れ込み、短時間で住宅等の浸水被害が起こり、人的な被害が起きるケースが多発しています。
内水氾濫
豪雨の際、下水道の排水能力が追い付かなくなり、土地や道路、建物が水に浸かってしまう事を言います。都市部では、地表面がコンクリートやアスファルトで覆われているため、雨水の地面への浸透能力が低くくなることから「都市型水害」とも呼ばれます。
土砂災害とは、大雨や地震などに伴い、山やがけが崩れたり、雨水や川の水と混じり合った土砂が流れ出たりすることによって、建物が押しつぶされたり、人命が奪われたりする自然災害のこと。
主なものとして、山や谷の石・土砂等が大雨などによって一気に下流へと押し流される「土石流」、山の斜面や自然の急傾斜の崖など急な斜面が突然崩れ落ちる「崖崩れ」などがあります。
風災とは、文字通り「風」によってもたらされる災害の事。台風や突風などに伴う強い風により、屋根瓦が吹き飛んだり、飛来物で家屋に穴が開いたりなどの損害が生じます。
強風による被害が発生する恐れがある場合には強風注意報が、さらに重大な災害が発生する可能性がある場合は、暴風警報が発表されます。
台風は毎年大きな災害をもたらしています。台風や大雨の危険が近づいているというニュースや気象情報を見聞きしたら、危険な場所には近づかないようにし、災害への備えをもう一度確認しましょう。
・窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強
・側溝や排水口はあらかじめ掃除しておく
・風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へしまう
・飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼る
・飛来物に備えてカーテンやブラインドをおろす
・飲料水の確保、浴槽に水を張るなどで生活用水を確保
・非常持ち出し品を用意
・ハザードマップで危険箇所や避難場所、避難経路を確認
・普段から家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておく
・避難の際の持ち物は最小限にして背中に背負うなど、両手が自由に使えるようにする
事前に台風に備えていても、どうしても被害が出てしまうことはあります。以下は台風によって起きる自然災害による被害の一例です。
・近くの川が氾濫し、床上まで浸水し家具も水浸しになった
・雨漏りがおこり、家具が水浸しになった
・高潮が発生し、海水が防波堤を超え被害に遭った
・車が水没したり、家が流されてしまった
・風で物が飛んできて窓ガラスが割れた
・暴風によりベランダが破損した
・強風により自転車が倒れ破損した
・強風の影響で転んでケガをした
・家のなかに大量の土や石、泥が侵入してきた
・家屋が土砂で埋まってしまった
・建物に土砂が寄りかかり外壁と柱が傾いた
・土砂の一部が庭木を押し倒した
上記のような被害が出てしまえば、掃除やごみ出しなど後片付けが必要となってきます。
災害時には、浸水や転落などで壊れてしまったり、動作しなくなった廃棄物が出てきます。こうした廃棄物は「災害ごみ」となり、通常の廃棄物とは使える袋の種類や捨てる場所などが異なることがあります。自治体ごとの対応をチェックしておきましょう。
使える物と廃棄する物を分別しながら、家具や家電などを運び出し、不要な物を片付けます。水や泥などで汚れた家具や床・壁などは水で洗い流す、または雑巾で水拭きし、日に干せるものは日光により乾燥させます。浸水した家具を戻す際は、乾燥を促進させるため、壁との間を開けておきましょう。
家の中まで水や泥が侵入してきた場合は、水中ポンプやバケツなどを使って、汚泥や汚水等を取り除きます。この時、ケガや感染症のリスクがあるため、衛生管理に十分注意しながら作業するようにしましょう。排水処理が完了したら、汚れを流すために水道水で洗い流し、雑巾や新聞で水気を除去します。
水処理・床下内部の乾燥まで完了したら、消毒・除菌を行います。水や泥が付着した箇所は、消毒用のエタノールを吹きつけ、布でふき取って消毒します。業者などは次亜塩素酸や複合二酸化塩素などをフォグマスターという危機を使用して、全体に噴霧して消毒・除菌させていきます。
洗浄後、家の隅々までしっかりと乾燥させましょう。1~2ヶ月は扇風機などを使って乾燥させると良いです。乾燥は、個人でも石灰や熱風を利用して行うことができますが、しっかりと乾燥させるためには、専門業者に相談、依頼するのがおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
これからの秋シーズンは台風が接近、上陸しやすくなります。日本では例年のように、台風による被害が出ており、事前の対策をしていても、その脅威にさらされてしまうこともあります。
台風によってもたらされる被害は様々で、被害にあってしまえばその後片付けに追われることになります。程度によっては個人でも対応可能ですが、自分でやろうとすると、時間も労力もかなりかかりとても大変です。
また、片付けにあたり、専門の知識・技術、用具が必要であったり、怪我や感染症などのリスクもあり、無理をせずに業者に依頼すると安心です。水害現場をそのままにすると様々な悪影響が出る恐れがあるため、即時に対応してくれる業者にお願いすると良いでしょう。
当社ロードでも、水災や風災の被害現場における、床下浸水の水抜き作業や後片付け、消毒・消臭作業を承っております。当社では、難しい場面での特殊清掃のご依頼も対応しており、そこで培った知識・経験を活かし、様々な場面での清掃に幅広く柔軟に対応いたします。
対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きます。
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連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。
様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。
電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。
ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。
他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。
突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
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