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熱中症による孤独死が増えている?

熱中症による孤独死が増えている?

現代の社会問題の1つである「孤独死」。少子高齢化や都心部への人口流出など急激に社会構造が変化したこともあり、孤独死の件数は増加傾向にあるといいます。

 

また、孤独死というと高齢者に起こるイメージですが、実は20代・30代の若い世代のなかでも見られています。孤独死は高齢者だけではなく、老若男女幅広い世代に起こりうる問題なのです。

 

こうしたなか、近年、熱中症による孤独死が増え続けているようです。今回は孤独死と熱中症の関係、夏場に孤独死が発生した場合について解説していきます。

 

熱中症による孤独死が増加?

熱中症による孤独死は近年増えていると言われており、実際、屋内で熱中症で亡くなるケースは少なくありません。東京都監察医務院によると2020年夏季(6月から9月)、東京都では40代~90代の200名が熱中症による亡くなられています。そのうち、屋内で亡くなられていたのは187人、その中で単身住まいの方が139人でした。屋内で亡くなられた方の大半は、設置が無い場合及び故障の場合も含めてエアコンが使われていなかったこともわかっています。

 

高齢になると、暑さを感じにくくなることに加え、発汗機能など身体が衰えることで、自覚なく熱中症になりやすくなります。さらに、夜間に尿意を催すのが嫌だという理由で水分を控えたり、冷房で体が冷やされることが苦手と冷房の使用を避ける方も多く、熱中症リスクが高いと言えます。

 

また、熱中症による孤独死が増加している背景には、住宅の構造上の問題も挙げられます。昼間に壁や天井が暖められ、蓄えられた熱が放射熱となり、室温を高くしてしまいます。特に、鉄筋コンクリートの建造物は、木造に比べて温度が上昇してしまうと下がりづらいです。夜になっても部屋の温度が下がらずに30℃以上になっていることも。夜間は日照りがないからとエアコンを使用しなかったり、防犯のため部屋を閉めきり、さらに水分補給ができないため、想像以上の熱中症になる危険な環境となっているのです。

 

健康な方であっても、蓄熱温度が上昇し、発汗機能が失われ就寝時にそのまま意識を失い、孤独死してしまうケースも見られています。

 

夏場に孤独死が発生すると…

孤独死はその特性上、ご遺体が発見されるまである程度の期間が要されます。「第6回孤独死現状レポート」では、孤独死発生から発見まで平均17日かかっていることがわかります。およそ4割が3日以内の早期発見につながっている一方、1ヶ月以上、3ヶ月以上かかるケースも。

 

ご遺体は放置されると、当然ながら腐敗が進行し、腐敗臭いわゆる「死臭」が発生します。気温が高いほどご遺体の腐敗が進むため、平均2週間のところ、夏場は数日で腐敗してしまうとされています。なお、夏場といえど冷房の有無や直射日光が当たっているかなどの環境条件によって、死臭の発生や腐敗の進行は変わってきます。

 

腐敗が進めば死臭は激しさを増し、血液などが部屋の床や壁に染み込んでしまったり、害虫の発生の原因となったり、様々な二次被害が発生してしまいます。孤独死の発見が長期化すればするほど、ご遺体・ご自宅の状況は悪化していきますが、上述のように夏は早く腐敗が進んでしまうため、建物へ与える影響や近隣まで臭いが届いたりと、処理が冬場に比べて大変となります。

 

孤独死現場は特殊清掃業者に依頼を

孤独死が起きた現場の後片付けは、上臭いや虫、二次感染の観点から大変危険な行為で、素人の力のみで完全に行うことは難しくなり、特殊清掃業者に依頼することが一般的です。

 

業者により種類は様々ですが、専門の特殊な薬剤や機器を使用し、細かな隙間なども徹底的に消毒・除菌します。消臭は、特殊清掃専用の消臭剤や強力なオゾン消臭器などの専用の機器を使用します。しかし、死臭は強烈で、表面だけ掃除したとしても臭いが残ってしまうことがほとんどです。

 

そのため孤独死の現場では、ほとんどのケースで「消臭工事」が行われます。血液など体液が床下や柱までしみ込んでしまっている場合、消臭剤の散布だけでは死臭は取り切ることができません。必要に応じて壁紙やクロスなどあらゆるものを張り替えたり、染箇所を切り取り同じ厚さのベニヤ板で補修などを行います。

 

臭いが壁の多く深くまで染み込んでいる場合は、壁のモルタル(石膏ボード)や床下のコンクリートなどを交換、削り取るといった作業が行われます。何度も洗浄した上でコーティングを施し、さらに特殊な防臭剤を塗布することで、臭いを閉じ込める施工をするケースもあります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は孤独死と熱中症の関係、夏場に孤独死が発生した場合について見てきました。

 

高温多湿が特徴な日本の夏は、年々平均気温が上昇していることも加わり、熱中症になりやすい環境です。熱中症は屋内であっても発症しうることを理解して、冷房機器の使用やこまめな水分補給など、自分の体調の変化を意識ながら熱中症対策をして、暑い夏を乗り越えましょう。一人暮らしの場合は、何かあった時のため、ご家族などとすぐ連絡を取れるようにしておくことがお勧めされます。

 

万が一、孤独死など、特殊清掃や遺品整理が必要になる場合は、突然の事で動揺されていると思います。「どう対応すれば良いか分からない」「緊急を要するけれどどこにお願いすればいいか…」とお困りであれば、当社までお声掛けください。

 

弊社ロードでは特殊清掃や消毒・除菌作業を承っており、ほかにもごみの処分などを含む総合的なハウスクリーニングから、家財整理、害虫駆除など幅広くご依頼を承っています。当社では、難しい場面での特殊清掃のご依頼も対応しており、そこで培った知識・経験を活かし、様々な場面での清掃に幅広く臨機応変に対応しております。お見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

 

ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

 

ロードでは特殊清掃のほか、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

 

(参考サイト)東京都監察医務院|令和2年夏の熱中症死亡者の状況【東京都23区(速報値)/[参考]多摩島しょ地域(速報値)】

弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。

  • オゾン機

    高性能なオゾン脱臭器。
    連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。

  • 複合二酸化塩素

    様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。

  • 手動噴霧器

    電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。

  • フォグマスター

    ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。

他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。

突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。

突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。

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