
火事・火災の報道を、時期にかかわらず見聞きするな、と感じることはありませんか? 実際、火災は季節によって多少差はあるものの、年間を通して発生しています。令和3年の総出火件数は、35,077件で、おおよそ1日あたり96 件の火災が発生したことになります。
火災の原因は自然発生、人為的・意図的なものなど様々。時として、自分の大事な家財や家屋、そして命をも奪い去る火災は、いつ自分の身に降り注ぐかわからないもの。その被害を予防、最小限にするためには、日頃から火災に対する意識を持っておくことが大切です。出火しやすい原因を知り、対策を施しましょう。
令和3年の火災を種別でみると、建物火災が19,461 件、林野火災が1,228 件、車両火災が3,494 件、船舶火災が62 件、航空機火災が0件、その他火災が10,832 件でした。
全火災のうち多くが建物火災であることがわかります。では、その出火原因はどんなものがあるのでしょうか? ここでは、令和3年に起きた全火災、建物火災、住宅火災、そして死者が発生した火災の出火原因について上位5つをご紹介します。
たばこによる火災は、全火災の 8.6%を占めています。そして、放火を除いた発火源別死者数でも「たばこ」によるものが最も多くなっています。たばこは例年出火原因の上位となっており、かつ死亡する危険性が高いもの。その発生原因は「不適当な場所への放置」が最多で、そのほか「寝たばこ」や「くわえタバコ」で火源が落下するなどによって起きています。たばこ火災を防ぐためには、たばこの火は確実に消し、適切な場所に捨てることを徹底しましょう。
また、出火原因で注目したいのは「電気機器」「配線器具」によるものです。全体的に減少傾向にあった出火元で、電気機器(188件増)と配線器具(147件増)は、他に比べて大きく増加しています。これは、コロナ禍でテレワークが急速に普及し、家電などの電気機器および、延長コードや複数のコンセントが接続できるテーブルタップなど配線器具の使用機会が増えた影響、と考えられています。
春からの新生活で慣れない製品を使うことも増えています。電気機器や配線器具は説明書を読んで適切な用法を守り、故障や不具合がないよう慎重に扱いましょう。また、コンセントとプラグとの隙間にほこりが徐々にたまっていき、このほこりが湿気を帯び、電気が流れて発火する「トラッキング火災」にも注意が必要です。タコ足配線をしすぎない、コンセント部分のホコリをこまめに掃除するなど、スイッチやコンセントに注意を払うようにしましょう。
火災が発生すると、まず大量の煤(スス)が発生いたします。ボヤ程度だとしても壁や天井にススがついていて、その掃除や処理に困っている、というお悩みの声も。
ススはたくさん集まれば黒くなり、部屋の景観を悪くします。ただ、少量であれば目に見えないため、掃除しても実は残っているということも。ススはいわゆる「焦げ臭さ」のもとであり、一見綺麗にできたと思っても焦げ臭さが取れていない場合は、まだススが残っているかもしれません。
ニオイや見た目の問題だけではなく、ススは有害物質であるため、吸引してしまうと健康被害にあう恐れがあります。万が一、火災に遭ってしまい家中がススだらけになってしまったら、早急にスス除去を行うようにしましょう。火災保険に加入していれば、スス除去にかかる費用は保険適用となることがほとんどですので、相談してみても良いでしょう。
少量のススであれば、自分の手で掃除することも可能です。その時は、特に以下の2つに注意しましょう。
煤は不溶性のため水拭きしてしまうと、ただ広げるだけになってしまいます。まずハタキやブラシなどで落としてから、市販洗剤または業務用洗剤で黒くなっている箇所を拭き掃除してください。なお、煤は非常に軽く舞いやすいため、天井→壁→床の順、階段であれば上から下に掃除を進めていきましょう。
衣類やぬいぐるみなどに煤がついていたら、すぐに洗濯して綺麗にしたい! と思うでしょう。ただ、先ほどの通りススは不溶性のため、ススを多量に含んだ状態で洗濯してしまうと、洗濯機の中で煤が溜まります。その結果、様々な衣類に煤がついてしまうことに。まず一度浴室などで手洗いしてススを落としてから、洗濯するようにしましょう。
程度によっては個人の力だけで対応可能ですが、個人で煤の掃除を行うには時間や体力が必要で、かつ煤の範囲が広い場合は完全に煤除去・消臭を自力だけで済ますのは難しいといえます。また、火のついてしまった壁や天井は強度が弱くなっていたり、ススの匂いを吸収してしまっているため、大半は本格的な消臭や内装の解体・リフォームが必要になります。
そのため、不幸にも火事が発生してしまった場合、部屋の掃除・片付けは業者に依頼することがオススメです。
弊社ロードでも、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。
ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。
火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!
(参考サイト)総務省消防庁|消防統計(火災統計)
(参考サイト)総務省消防庁|消防白書
弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。
高性能なオゾン脱臭器。
連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。
様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。
電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。
ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。
他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。
突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。
突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。