
秋が深まってくると、美味しい旬の食材や紅葉に移りゆく木々を楽しんだり、過ごしやすい気候でスポーツや読書などの趣味にも没頭できたりと、思い思いの「〇〇の秋」を過ごされることでしょう。様々な楽しみがある秋ですが、季節の変わり目とあって、気候の変化に体が追いつかずに体調を崩しやすくなる頃でもあり、気をつけたいところです。そして、秋に注意したいものの1つとして「火事(火災)」があります。
乾燥してくる秋は、実は火災の件数が多くなってくる季節でもあるのです。一瞬で大事な家や家財、時として命をも奪うことのある火災。日頃から注意していたとしても、意外なものが原因になって火災が発生することもあります。
火事の原因として意外と知られていないものの1つが「枯れ葉」です。山火事は強い風が吹くことで、枯葉が擦れ合い、摩擦熱が生じた結果、枯葉に着火して発生します。空気が乾燥すると、枯葉が擦れ合いやすくなるため、より高い摩擦熱が生じます。そのため、乾燥している地域では山火事の原因として多くなっています。また、熱波や落雷により枯れ葉が着火し、火事となるケースも発生しています。
上記のような山火事以外でも、枯れ葉や枯れ草は燃えやすいため、例えばタバコやマッチの火種が消えていないまま地面にポイ捨てすれば、一気に燃え広がってしまうこともあります。近隣で焚き火などしていて火種が飛んできたりということもあるでしょうし、ぼやなどの火事が起きた時も、枯れ葉が火の周りを加速して火事の規模を大きくしてしまうかもしれません。
火事の対策をしていても、庭の枯れ葉まで対策を講じている方は少ないのではないでしょうか?枯れ葉の放置は火事の大元や燃え広がる原因となることもあるほか、
【雨どいが詰まる原因に】
【病害虫の温床になる】
【ご近所への落ち葉が吹き込みトラブルの種に】
【下草・低木の生育を阻害】
【家屋へのシロアリ被害リスクを高める】
【庭の景観が損なわれる】
などといった問題がありますので、こまめに掃除を行いましょう。
竹ぼうきや熊手
一般のご家庭で手入れを行うなら、大活躍する道具が竹ぼうき。竹ぼうきは硬い素材なので、普通のほうきよりも丈夫なため、重量がある濡れた落ち葉でも、一気に掃除することができます。ただし、竹ぼうきだと狭い場所に挟まった落ち葉は集めづらいので、よりコンパクトに操れる熊手を使用して隅々の落ち葉をかき集めていきましょう。
ブロアー
庭が広かったり、竹ぼうきなどを使用する体力がない場合にオススメなのが、簡単に短時間で落ち葉を掃除できる「ブロアー」という屋外掃除機です。公園などの施設で業者が使用しているのを見たことがある人も多いと思います。送風と吸い取り機能が付いていて、落ち葉を短時間でスムーズに集めることができるため、ご家庭でも使われることが増えています。ただ、使用する際に大きな音が出ますので、近隣に迷惑にならないよう使用する時間帯などに配慮しましょう。
上記の方法で集めた枯れ葉の処分についてですが、家庭から出た枯れ葉や刈り草、枝は燃えるごみの扱いになります。2袋程度であれば燃えるごみとして回収・処分できますが、各自治体によって扱いや処分方法等が異なりますのでHPや電話などで事前にご確認ください。
なお、昔は掃除した落ち葉を燃やしている光景も見られていましたが、最近は、落ち葉を燃やすような焚火も地域によっては禁止されている所もあります。自宅や近隣への燃え移りや、山火事など大惨事にも繋がりかねません。
これまで見てきたように枯れ葉が原因に火災が起きたり、規模が広がることがあり、それを防ぐためには定期的な庭の掃除・手入れが必要です。また、部屋の中でもコンセントに溜まったホコリが原因で火災が起きることもあるため、日常的に部屋の隅々まで掃除・整理整頓しておくことが、火事のリスクを下げることにつながります。それでも不幸なことに、火災にあってしまう確率はゼロではありません。では、火災後の家の掃除やごみはどうすればいいのでしょうか?
一般家庭で火事が発生した場合は、家具や衣服が燃えカスになってしまったり、家電などが焼け焦げて故障してしまうなどして、大量のごみが発生します。少量の燃えカスなら通常のごみと同じように自治体に回収してもらえることがほとんどですが、大量の燃えカスや粗大ごみは回収してもらえません
大量の燃えカスを処分するには、一般廃棄物業者に回収を依頼するか、自分で処理工場などに持ち込む形となります。ごみ処理を業者に依頼する場合は「一般廃棄物業者」に依頼しなければなりませんが、火事があった家屋を解体などしてでたごみの処分は「産業廃棄物業者」に依頼することになりますので、注意しましょう。火災ごみ・粗大ごみの処分は、ごみ処理場の予約が必要な場合が多いので、持ち込む前にお住いの自治体に相談しましょう。「り災証明書」を発行すればごみ処理費がやすくなる場合もあります。
火災が発生するとまず大量の煤が発生するため、火事後の清掃ではこの煤の除去に悩まれる方が多いです。煤清掃というとまず拭かなければ!と思うかもしれませんが、いきなり水拭きはNGです。火災の煤には油や水を多く含んでいることが多く、その状態で水拭きするとただ煤を広げるだけになってしまいます。
煤を掃除する際は、まず壁や天井など部屋全体に付着している煤をはたきなどで落とし、掃除していきます。煤で黒くなっている部分については、軽い煤であれば、ハタキで叩いたり、ブラシでこすれば簡単に取ることができます。それでも取れない煤は、市販洗剤または業務用洗剤で黒くなっている箇所を拭き掃除し、その後水拭きして綺麗にしていきます。焦げ臭さが残ることが多いですが、ある程度の期間換気することで匂いが取れていきます。「煤汚れ」「焦げ臭さ」がひどい場合は、部屋の全面リフォームも視野に入れましょう。
今回は火災の原因となりうる枯れ葉の掃除・処分方法、火事後の掃除について見てきました。個人でできるやり方を紹介してきましたが、時間や体力、精神的に余裕がない場合に自分の力だけで行うのは大変な作業となります。いずれも専門業者がいますので、困った時は業者に依頼するのも1つでしょう。
弊社ロードでも、枯れ葉の清掃・処分も含めてハウスクリーニングやごみの処分を承っています。火災現場の消臭・清掃・復旧作業は、ボヤから大規模火災まで対応しております。火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。
弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。
高性能なオゾン脱臭器。
連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。
様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。
電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。
ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。
他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。
突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。
突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。