コロナ禍で「孤独死」増加、発見まで長期化も | 特殊清掃ロード(神奈川・東京・埼玉・山梨・千葉・大阪) 特殊清掃ロード(神奈川・東京・埼玉・山梨・千葉・大阪)

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コロナ禍で「孤独死」増加、発見まで長期化も

コロナ禍で「孤独死」増加、発見まで長期化も

2020年は新型コロナウイル感染症拡大という未曾有の事態に世界中が震撼した年となりました。その影響は各業界、各分野に広くおよび、未だその影響が続いている状態にあります。

 

厚生労働省が発表している「警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移」によると、前年比で自殺者が増加していることがわかります。これは長引くコロナ不況が影響していると考えられ、今後も自殺者の増加が見込まれています。

 

そして、コロナ禍が長期化している中で、誰にもみとられずに亡くなる「孤独死」が深刻化しています。以前より社会問題であった「孤独死」ですが、新型コロナによる社会不安や対人関係が変化し、より問題点が浮き彫りとなり、日本だけではなく、世界各国で孤独死の問題は危惧されているのです。

 

コロナ禍で増える孤独死

新型コロナが拡大以降、孤独死が増えたと言われており、ニュースなどでも度々取り上げられています。統計がある大阪市内では、独居の孤独死数(死亡から発見まで4日以上としている)は昨年1年間で1,314人にのぼり、前年比約1割増となりました。

 

感染対策で、外出自粛により人との交流が減ったり、民生委員らの見守り活動が難しくなったりしている現状が孤独死の増加につながっていると推測されています。 各地の民生委員や社会福祉協議会が従前行ってきたお年寄りの見守り活動が、感染拡大以降、大きな制約を受けている状況にあります。全国民生委員児童委員連合会が実施した調査で、全国約6,200地区のうち約2割が、昨年3~8月に戸別訪問を中止したことがわかりました。訪問先を絞った地区も約7割にのぼり、さらに交流サロンなどの集いをしていた約3,300地区の約半数が活動の実施を控えていました。

 

また、新型コロナウイルスに感染して自宅療養中で亡くなってしまうケースも多数確認されています。医療機関以外で体調が悪化するなどして死亡した人のうち、新型コロナウイルスの感染者は8月に250人いたことが警察庁の調べで判明しています。警察庁によれば、20年3月以降、警察が取り扱う変死などの遺体のうち、一部でコロナ感染が確認されるようになり、21年8月の統計時点で計817人となりました。

 

発見まで長期間かかるケースも多発

感染対策のため地域の見守りが困難になり、また近隣住民が気付く機会も少なくなり、室内で亡くなった方の遺体が長期間発見されないという事態が起きているようです。一人暮らしであっても、買い物や地域の集まりなどの普段の生活のなかで、知り合い同士でその安否を確認できていました。しかし、不要不急の外出自粛で会っていないことに疑問を抱かず、発見が遅れるケースもあるそう。

 

またご家族でも住まいを別にしていたり、遠方に住んでいる場合、そう簡単に会いに行けず発見が遅れてしまうことがあります。容易に会うことが難しい今、連絡をこまめに取り合うことが推奨されますが、ITツールに苦手意識を持っていたり、持っていないという高齢者の方も少なくはないのが現状です。

 

日本少額短期保険協会孤独死対策委員会が公表している「第6回孤独死現状レポート」では、孤独死発生から発見までの平均日数は17日で、およそ4割が3日以内の早期発見につながっていることがわかります。しかし、1ヶ月以上、3ヶ月以上かかっているケースもあることが判明しています。

 

遺体が放置されると、当然ながら腐敗が進行し、腐敗臭いわゆる「死臭」が発生します。遺体は夏場で2~3日、冬場では1週間~10日で腐敗がはじまり、それに伴っても死臭は激しさを増していきます。肉体が腐敗すると、死臭だけではなく、体液が流れたりもします。死臭は非常に強烈な悪臭で、一度染み付くと完全に取り除くのは個人の力だけでは難しくなります。また、ご遺体から出る体液は、床下までしみることがあり、そのシミや体液から発せられる死臭も除去するのは容易ではありません。

 

また、死臭はハエやウジの発生の原因にもなります。死臭に引き寄せられたハエが換気扇などの隙間から侵入し、遺体に卵を産み付けます。産み付ける産卵数は、1回で50~150個ほどとされており、なんと1日足らずでウジに孵ります。遺体を食べながら約2週間で成虫へと進化し、腐敗している場所に卵を産みつけて増殖していき、さらなる悪臭を生み出すという悪循環が起こります。

 

そのため孤独死の発見が長期化すればするほど、ご遺体・ご自宅の状況は悪化していきます。そして、そうした現場ほどご家族やマンションなどの管理人の方だけで清掃・消臭を行うのは難しくなります。こうした場合は、「特殊清掃」業者に依頼するのが一般的になります。

 

部屋の原状回復のために必要な”特殊清掃”

特殊清掃とは、自殺や孤独死などで亡くなられた方のご遺体が発見された部屋など、物理的・心理的な面から通常の対応が困難な場所を、専用の器具・洗剤を使用して行われる清掃のこと。

 

特殊清掃が必要なお部屋に入ることは、臭いや虫、二次感染の観点から大変危険な行為であり、入室できる状態にするため除菌や消臭が大切です。また、賃貸住宅などですと、部屋の原状回復(が出来る状態)が必要となってきますので、本格的な清掃・消臭が必要になってきます。

 

孤独死にともなう死臭の除去は、ほとんどのケースで「消臭工事」が行われます。上述のように、体液が床下や柱までしみ込んでしまっている場合、消臭剤の散布だけでは臭いは取れません。必要に応じて壁紙やクロスなどあらゆるものを張り替えたり、染箇所を切り取り同じ厚さのベニヤ板で補修などを行います。

 

同じように、匂いが壁の多く深くまで染み込んでいる場合も、壁紙だけでなく、中のモルタル(石膏ボード)や床下のコンクリートなども交換したり、削り取る作業が行われることも。何度も洗浄した上でコーティングを施し、上から特殊な防臭剤を塗布することで、臭いを閉じ込める施工も行われています。

 

また、ご遺体の発見されたお部屋や事件・事故現場に置かれた遺品に、異臭が移っていることもが多いです。そうすると遺品整理はなかなか進みません。多くの特殊清掃業者は、遺品整理業者も兼業していますので、特殊清掃と遺品整理を同時に依頼するといいでしょう。お部屋の清掃・消臭と同時に、遺品の仕分け、消臭、搬出などもしてもらえます。

 

故人の遺品には想い出がたくさん詰まっています。遺品整理を始める前に、遺しておきたいもの(捜索品など)などを確認し、事前に業者と仕分け作業の打ち合わせをしましょう。

 

なお、最近では、孤独死現場の原状回復が必要になった大家さんの金銭的損失を補償する「孤独死保険」というものがあるそうです。

 

 

孤独死など、特殊清掃や遺品整理が必要になる場合は、突然の事で動揺されていると思います。「どう対応すれば良いか分からない」「緊急を要するけれどどこにお願いすればいいか…」とお困りであれば、当社までお声掛けください。清掃、消臭、除菌作業はもちろん、部屋の片付け、不用品の処分、リフォームの手配などトータルでのサービスを提供しております。突然の死に直面し、不安を抱えたお客様に安心してお任せしていただけるような対応と作業をさせていただいております。

 

特殊清掃・遺品整理について疑問点やお困りのことがあれば、株式会社ロードまでお問い合わせください。

弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。

  • オゾン機

    高性能なオゾン脱臭器。
    連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。

  • 複合二酸化塩素

    様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。

  • 手動噴霧器

    電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。

  • フォグマスター

    ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。

他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。

突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。

突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
任せることができるという信頼を得るために、最大限の努力と精進をしております。

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