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意外と知らない?火災事故の後始末

意外と知らない?火災事故の後始末

3月にもなると暖かい日が続くようになりますが、まだまだ空気の乾燥が気になる季節。この時期は喉やお肌など、何かと乾燥によるトラブルがありますが、その一つに「火災」もあります。

 

空気が乾燥してくると植物や建物、家具の水分量も少なくなり、乾燥します。そして空気が乾燥する時期はちょっとしたことが、大きな火災につながりやすくなるのです。実際、例年春季(3月・4月・5月)が最も火災が多く、次に冬季(1月・2月・12月)に多く発生しています。

 

火災の原因には思いもよらないものも。日頃から火災に注意しながらも、万が一火災にあったとき冷静に対処できるように、火災後の後始末の方法もしっかりと備えておきましょう。

 

火災後の後始末

火災にあってしまった後は大体下記のような流れとなります。火災の規模で後始末の方法は異なってきます。軽いボヤ程度であれば自力で片付けることもできますが、半焼〜全焼の場合は、業者に依頼するのが一般的です。

 

  • 罹災証明書の発行
  • 保険会社への連絡
  • 公共サービスの停止
  • (ボヤの場合)
  • 煤除去・掃除
  • 消臭
  • (半焼〜全焼の場合)
  • 解体工事

 

 

罹災証明書の発行

火事にあった場合、まずは管轄の消防署に「罹災証明書」を発行してもらいましょう。これは、消防署が火災に遭った事を証明してくれる証明書で、廃材の処分費用が全額免除や一部割引になる可能性があります。他にも、市区町村役場・税務署への届け出をすることで固定資産税の減免を受けられたり、火災保険の申請も行えるようになり、今後の出費に関わる大事な書類です。

 

廃材の減免は、大抵の地域に設けられている制度ですが、各自治体の指定処分場で受け入れ条件が細かく決められている場合、解体業者がそれに則った分別作業を行うための手間がかかり、結果的に高くついてしまった、というケースもあります。余裕があるときに、万が一に備えて自分の住む地域の制度について調べておくと良いかもしれません。

 

 

保険会社への連絡

火災保険を契約している保険会社へ連絡し、保険金の請求・受け取り手続きを行います。火災保険は住宅ローンを組む際や賃貸契約をする際に、任意で加入するケースが一般的。

 

火災保険の対象は「建物」と「家財」に分かれています。持家の場合は建物と家財(どちらか片方のみでも可)、賃貸にお住まいの場合は家財のみを契約します。保険の対象物が損害を受けたら損害保険金が支払われます。

 

また、保険金にはもう一つ「費用保険金」と呼ばれるものがあり、これは保険の対象である損害のほかに、焼け残った建物の片付けや仮住まいなどさまざまな費用が必要となり、こうした諸費用をサポートするために支払われる保険金です。

 

費用保険金の種類はさまざまあり、自動的についてくるものとオプションとして契約するものもあります。余裕があるときに火災保険の内容を見直しておくと、いざという時に役立つかもしれません。

 

 

公共サービスの停止

電話、電気、ガス、水道といった公共サービスを一時的に停止するため、それぞれの会社に連絡します。ただ、ガスについては、通常消防へ通報があった火災であれば自動的にガス会社に連絡がいくため、自分で手続きする必要はありません。

 

 

煤除去・掃除

煤(すす)とは物が燃焼した際に発生巣、煙や灰に含まれる炭素の微粒子です。煤はたくさん集まれば黒くなりますが、少量であれば目に見えないため、掃除しても実は残っているということも。また、出火した時の勢いで目に見えない煤が部屋中に散布しています。

 

煤は不溶性のため水拭きしてしまうと、ただ広げるだけになってしまうので注意です。まずハタキやブラシなどで落としてから、市販洗剤または業務用洗剤で黒くなっている箇所を拭き掃除します。

 

煤は非常に軽く舞いやすいため、天井→壁→床の順、階段であれば上から下に掃除を進めていきましょう。また、壁の一部しか煤で黒くなっていなかったとしても、壁紙の大部分に小さな粒子が付着していますので、部屋全体をはたきで掃除しましょう。

 

 

消臭

火災現場では黒い煤が発生し、壁や天井など部屋の至る場所に付着しています。この煤は焦げ臭さの原因であり、さらに有害物質のため完全除去する必要があります。

 

ボヤであれば煤掃除の後、部屋中を乾拭きしたり、1週間~1ヶ月換気することで臭いを消すことができますが、半焼の場合焼け焦げている箇所も多いため、個人の力だけではとりきるのが難しくなってきます。

 

専門の業者に依頼して、消臭と除菌を行ってもらいましょう。有害物質も除去できるオゾン消臭という方法を使う業者が多いです。消臭だけでは完全に臭いが取りきれない場合は、消臭工事やリフォームをして煤の焦げ臭さを取り除きます。

 

 

解体工事

解体業者に連絡し見積もりを出してもらい、実際に依頼する業者を決めたら、解体工事へと移っていきます。注意点として、解体工事が始まるまでに近隣住民やオフィスなどに挨拶を済ませておくことが大切です。

 

また、依頼しようとする業者が専用の資格を保持しているか、賠償責任保険等の保険に加入しているかなど事前に確認することがオススメされます。無用なトラブルを避けるためにも、安心してお願いできる業者を選びましょう。

 

なお、火災現場の解体工事は燃えて体積が減ったのだから、作業や費用も少なく済みそう……と思われる方もいるでしょう。しかし、実際にはその逆で、一般家屋の解体工事よりも高額な費用がかかるケースが多いです。

 

これは燃えてしまった木材や、いわゆる火災ごみは処分方法が限られており、通常よりも処分費用がかかってしまうためです。そのため、上述した減免制度や費用保険金などを上手に活用しましょう。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は火災後の後始末の方法について見てきました。火事や火災は、日頃予防していたとしても、自分の身に降りかかる可能性もあるもの。万が一に備えて、火災にあってしまった場合の後始末についても確認しておきましょう。

 

不幸にも火事が発生してしまった場合、部屋の掃除・片付けは業者に依頼することがオススメです。程度によっては個人の力だけで対応可能ですが、個人で煤の掃除を行うには時間や体力が必要で、かつ煤の範囲が広い場合は完全に煤除去・消臭を自力だけで済ますのは難しいといえます。

 

弊社ロードでも、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。

 

ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

 

火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

弊社では、お見積もり後すぐ作業できるように、作業道具を車に詰め込んで現場にお伺いします。
そのため、遺品整理ほどの荷物の撤去がある場合を除き、ほとんど特殊清掃は行えます。
深夜だから音が心配・・・などもきちんと配慮し、オゾンを設置して、ある程度脱臭しておく等の処置を致します。

  • オゾン機

    高性能なオゾン脱臭器。
    連続使用が可能なため夜なども作動させておくことができます。

  • 複合二酸化塩素

    様々な現場の状況に合わせた薬品を使い分けており、濃度の高い二酸化塩素を中心に活用しております。

  • 手動噴霧器

    電気が通じない部屋では手動噴霧器を使用します。

  • フォグマスター

    ほとんど目に見えない超微粒子で、消臭除菌液を空間噴霧可能となります。

他にも、布団圧縮袋・マスク・防護服・キーボックス・防水材・FRP(繊維強化プラスチック)等も持って行きます。

突然のことで急いで連絡して「状況を教えて」と言われてもショックでなかなか部屋に入ることができないと思います。そのため、現場の状況確認ができなくてもスタッフが現場まで伺い、状況を把握した上で明瞭なお見積りをさせていただきますので、無理をしてお部屋の確認に行かなくても大丈夫です。
どんな状況でも対応させて頂きますので、私達にお任せください。

突然の死を目の当たりにして、どうしていいかわからない状態も非常に辛いことです。
私達、特殊清掃員がご遺族様になり代わって現場の原状回復をすることで少しでも
ご遺族様の負担を軽くしてあげたいと思っております。
過去1,000件以上の業務で得た技能と経験値をもとに、ご遺族の方々が安心して
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